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荒木翔

 

SFTS 重症熱性血小板減少症候群

去年の夏に西日本の女性が野良猫に咬まれた後に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染して亡くなったというショッキングなニュースが流れました。
SFTSはウイルスを持っているマダニに咬まれることによって感染する病気です。
主な初期症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状(食欲不振、嘔吐、下痢など)で重症化して死亡することもあります。
猫でも同様の症状を呈します。

2018年3月時点では国内の犬猫の感染状況は、
犬1例、猫14例(うち11例死亡)。
長崎でも感染が3例報告されています。
現在、当院でも体調不良の猫のウイルス検査を行ったところSFTSに感染していたことがわかりました。

厚生労働省はペットの適切な寄生虫除去を呼びかけています。
ヒトがマダニに噛まれないようにすることも大切ですが、
犬や猫がマダニに感染しないように気をつけなければなりません。
まずは犬猫のダニ予防をしっかり行ってください。
しっかりとした効果があるものを1ヶ月に1回継続的に投与して予防しておくことが大事です。
また散歩でマダニが生息しやすい草むらや茂みにはなるべく近づけないようにしてください。



マダニ特集していたNHKのホームページです。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/kikenseibutsu/


厚生労働省のホームページ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html

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荒木翔

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